かつ、かつ、
右胸に乗せたまま開いた携帯が揺れて、小さなキーホルダーが音を鳴らす。
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揺れが大きくなって、キーホルダーが小さく跳ねる。
「問題、山積み、……」
呟いた声は、星の光らない空に吸い込まれて、
「寒い、なあ……」
触れられないのならば、私がそこにいる意味はない。 見えないものに、監視される恐怖。
潰されそうな感情と共に。